人気YouTuber・たこまるが、おしゃれなゲーム部屋を作る方法を指南
ガジェット系やデスク周りを紹介しているYouTuber、たこまるさんにインタビュー!
ゲーム部屋のこだわりポイントから視聴者のゲーム部屋解説まで、たっぷりお話をお聞きしました。
インタビュアーを務めるのは、eスポーツやゲーム番組のMCとして活躍中の荒木美鈴さんです。
GUEST : たこまる
チャンネル登録者42万人を超える(2024年5月時点)
人気ガジェット系YouTuber。
PCデスク周りや部屋紹介、ゲーミングデバイスなどを軸にロマン溢れるコンテンツを届けている
2018年、ゲーム部屋を解説する動画を配信開始
荒木美鈴:たこまるさんは、何歳ぐらいからゲームを始めたんですか?
たこまる:小学2年生ぐらいだと思います。ちなみに私が一番ハマったのは、隠れながら進むゲーム「メタルギアソリッド」でした。
荒木美鈴:たこまるさんが、部屋の解説やガジェット系に進んだのはいつごろなのでしょうか。
たこまる:2018年ごろですね。
荒木美鈴:今なお、ファンが続々と増えているたこまるさんですが、この人気は期待通りだったりするのでしょうか?
たこまる:いえいえ!今日だって、こんなにたくさんの方が来てくださるとは思っていませんでした。こんなに多くの方に見られていると思うと緊張します。どんな質問をされたか、忘れちゃいそうなほどですよ。
でも、コロナ禍でゲーム系やガジェット系の発信をする人が増えたにもかかわらず、こうして呼んでいただけるのはすごくありがたいことだと思います。
解説を始めた初期は、ゲーム環境へのこだわりはゼロ
荒木美鈴:この写真名は、「たこまる2017年ゲーム環境」となっていますね。何ともシンプル。
たこまる:すでにYouTubeで配信し始めていますが、この頃はPlayStation4の環境でした。ゲーミングPCを持っていなかったんです。
特に思い入れがあるのは椅子です。3,000円ぐらいで買ったもので、実家に置いてあった三角形のクッションを敷いて座っていました。ヨッシーは、任天堂のキャンペーンでもらったものです。昔、ゲームを何本か買ったらグッズと交換できるっていうのをやっていたんですよね。
荒木美鈴:この頃、ゲーム環境にはどのようなこだわりをお持ちだったのでしょうか。
たこまる:当時は、こだわりは一切ないですね。安く買える機材を揃えた結果、こうなった感じです。機材を1つずつ揃えるプロセスそのものが、楽しかったように記憶しています。
荒木美鈴:1年後の部屋にも、ヨッシーがいますね。だいぶ印象が変わりました。
たこまる:ちょっと、Razer製品を買いがちでしょうか。Razer環境部屋で勝負しているYouTuberがいて、「Razer、かっこいい!」と思ってしまったんです。
キーボードにマウスパッドにとこだわり、デュアルモニターを導入したら、不思議なことに戻れなくなってしまいました。メインのモニターでゲームをしつつ、動画を流すようなこともできて便利なんです。
ただ、キーボードはフルサイズですね。ゲームのことを、まだよく分かっていない証拠。とりあえず揃えてみた感じが、抜けていません。
モテを意識すると結局モテない
荒木美鈴:次の写真は現在のゲームルームだそうですね。
たこまる:これ、モテるでしょ?
荒木美鈴:いや、これは逆にモテないです。なぜなら、ワンポイント緑がこれ見よがしだから。普通ないですよね。
写真撮影の機材も、女の子が家に来るときに置いた感があります。間接照明で決めている感じも、「これ、惚れちゃうでしょ」って雰囲気があってモテないです。
この部屋には、何かテーマはあるのでしょうか?
たこまる:テーマは、モノクロ環境です。だから、ヨッシーもクビにしてしまいました。
モノクロにすると、どんなデバイスでも合わせやすいんですよね。
白×水色をコンセプトに掲げモテ部屋をついに完成させる
荒木美鈴:写真がもう1枚ありますね。かわいい。これはモテますよ。
たこまる:どういうところがモテそうですか?
荒木美鈴:ホワイトベースで水色と合わせるのは、女の子が好きそうです。あと、これは何ですか?
たこまる:Francfrancのディフューザーです。
荒木美鈴:Francfrancなんかも行っちゃったりして。これは「かわいい~」って盛り上がる。モテ部屋ですね。
たこまる:ありがとうございます。めっちゃ嬉しいっすわ。
荒木美鈴:たこまるさんご自身は、こちらの部屋はどのような点にこだわったんですか?
たこまる:コンセプトをしっかり決めることですね。今回は、白と水色で統一するのがポイント。ちなみに、お菓子やカービィちゃんなどかわいいアイテムを置くと、自分もかわいく見せてくれます。
荒木美鈴:ゲーム環境が①、②とありますが、今もこの状態ですか?
たこまる:基本的なコンセプトはこんな感じですが、このスクリーンはクビになっていますし、最新の部屋とはやや異なります。
新しいデバイスが出てきたり、やってみたいコンセプトが見つかったりすると、どんどん作り替えていきます。
配線を隠したり、まとめたりなど手間はかかりますし、大変そうと言われることもありますが、好きなんですね。基本引きこもりなので、時間もあります。
ゲーム部屋作りで最も大事なのは清潔感
荒木美鈴:ゲーム環境におけるこだわりは、他にもありますか。
たこまる:清潔感ですね。ごちゃごちゃしたデスク周りも個性があるとは思いますが、清潔感は大前提。
おしゃれな白い家具を採用したり日光が入るようにしたりしているのも、実は清潔感を意識しているからこそなんです。
荒木美鈴:ガジェットとかいろいろ置いていると、どうしても埃が気になりますよね。スライムみたいな、キーボードにくっつけて粘着力でゴミを取るクリーナーや、スプレー型で埃を飛ばすエアダスターなんかも買ったのですが、おすすめの掃除グッズはありませんか?
たこまる:最近、僕の動画で紹介したのでよければ見てください。卓上のクリーナーも、便利なのがありますよ。
たこまるが視聴者のゲーム部屋をリアル解説
荒木美鈴:次のテーマは、「今まで見た視聴者のすごい部屋」です。
たこまる:視聴者さんの中にも、嫉妬するくらいかっこいい部屋にしている人がいるんです。かっこいいのを見つけると、インスピレーションを受けるどころか、そのまままねることもあります。
荒木美鈴:では最初の部屋です。こちらはいかがでしょうか?
たこまる:IKEAの白いL字デスクの周りに、LEDのテープが貼られていますね。収納は下にまとめ、デスク周りは真っ白で統一しつつ光らせるってかっこいい。
荒木美鈴:デスクの下に、フットレストを置いているのもいいですね。
いつか遊びに行きたい!写真も撮りたいです。
次の部屋もすごいですね。これはRazerルームですか?
たこまる:そうですね。Razerが好きすぎて、全部Razerで揃えちゃった方の部屋です。
奥の棚には、ヘッドセットがあります。デバイスだけでなく、箱まで飾ってRazer好きをアピール。私も箱は取っておきますが、さすがに飾りはしません。
荒木美鈴:私なんか、箱はすぐに手放しちゃいます。場所を取っちゃいますし。次の部屋に進みましょう。
たこまる:かわいい。この後ろのライトって、このゲーミングマンションのブースにあるのと一緒ですね。壁に貼って色を変えられるタイプ。幻想的な感じになっていいですよね。
この部屋は、3Dウォールパネルを使い、壁にこだわっているのも特徴のようです。緻密に計算されている気がします。
荒木美鈴:ヘッドセットのほうには、ディフューザーもありますね。部屋の壁と隅を上手に使った、すてきなレイアウトだと思います。
次に行きましょう。
たこまる:こちらは、利便性追求型の部屋です。
最近、実写の企画でお邪魔した視聴者さんの部屋なのですが、この棚、すごいですよね。ノートPCとデスクトップPCを置くのにぴったりなサイズの棚がないからと、自分で作っちゃったのだとか。オリジナルの棚にコントローラーを置き、いい感じにしちゃった。
荒木美鈴:このPC、ファンが多いですし、めちゃくちゃハイスペックですよね?
たこまる:そうですね。50万円ぐらいするのではないでしょうか。
この写真では見えないのですが、机の下にはUSBを挿せる場所まであるんです。プリンターもあるので、ゲームはもちろん仕事もできてしまいます。
荒木美鈴:完璧ですね。
ゲーム周りを2〜3パターン作るにはそれなりの広さが必要
荒木美鈴:今、たこまるさんは、家や部屋への不満はないのでしょうか。
たこまる:家への不満はないですね。デスク周りを替えるのが好きなので、いろいろなものを詰め込んだりさまざまな機材を使ったりしながら楽しんでいます。
荒木美鈴:部屋を探すとき、もっとも重視しているのはどのようなポイントですか?
たこまる:今は広さですね。デスク周りを1つだけでなく、2つ、3つと作りたいので、どうしても広さが必要になります。
荒木美鈴:今、もし引っ越すとしたら、何か理想はありますか?
たこまる:20億円の家で、リビングは90畳で庭と高い塀があって…というのは冗談で(笑)。本当は6畳1間でも大丈夫です。
最近は、撮影部屋を分けちゃうのもありだなと思っていて。1つの家で全て解決するのが難しいときは、住む用の家、撮影用の家、配信用の家と使い分けるような方法だってありますよね。
荒木美鈴:昨日ゲストでいらした方々が、「二世帯住宅を建てたい」と話していました。片方を住居にして、もう片方を撮影や配信用の家にすると、オンオフが切り替えられていいと言っていて、すてきだなと思いました。
たこまる:いいですね。
防音×高速回線!ゲーミングマンションに住みたい
たこまる:ゲーミングマンションって、どんなところが魅力なんですか?
荒木美鈴:私が思うに、ゲーミングマンションの一番の強みは防音ですね。ピアノを弾いても、トランペットを吹いても、電子ドラムをたたいても、隣の家に音が全く聞こえません。
配信中、悔しくて台をパンチしたりキーボードを壊したりする人がいますが、そういうことをしても音漏れの心配はないですね。
防音機能の高い部屋に、10Gbpsの高速インターネットを取り入れたのが、配信者の方にぴったりなゲーミングマンションなんです。
たこまる:いい感じですね。周りの音も聞こえないってことですもんね。動画撮影しているとき、例えば選挙カーが来ると「やめろ~!」ってなりますし。
そうすると、もしかしてインターホンも聞こえないんですか?
荒木美鈴:聞こえません。でも防音ルームにいると、インターホンの代わりに光がチカチカっとなり知らせてくれるので問題ありません。
音は鳴らない、でも分かる。すごいでしょ。
音が漏れないってことは、息苦しいのではと思うかもしれませんが、換気もバッチリで常にきれいな空気を保ってくれます。窓だって付いているんですよ。
たこまる:めちゃくちゃ住みたいですね。
荒木美鈴:でもね、4000人待ちなんです。ただ自慢しただけなんですよ。ごめんなさい、こんなに人気で(笑)。
たこまる:待ちます、待ちます。
荒木美鈴:どうしてもっていう方には、公式LINEのお友だち登録をしてもらっています。空き情報のお知らせがすぐ届くんです。
たこまる:僕も公式LINEに登録します。
今後、挑戦したいのは未経験のカラーリング
荒木美鈴:最後に、今後作りたい動画や、今考えているネタについて教えてください。
たこまる:視聴者さんのデスク周りの紹介も続けますが、自分でもデスク周りのパターンをもっとたくさん作って、おすすめ商品の紹介や部屋作りのアドバイスに力を入れたいと思っています。
全部赤とか、全部黄色とか、今までやったことのないカラーリングにも挑戦したいですね。
全部ピンクだと、机選びが難しいかもしれませんが、塗るという方法もあります。DIYしながらやるのもいいですよね。
荒木美鈴:動画で配信されるのを、楽しみにしています。本日はありがとうございました。
※本記事は、東京ゲームショウ2023でのトークショーの内容を記事として再編集したものです。