ゲーム実況の始め方!
初心者向けのポイントまとめ【スタート編】
おもしろいゲーム実況動画を見ていると、「自分も人気のゲーム実況者になれたら」と思いますよね。でも、そもそもゲーム実況者になるにはどうしたらいいかわからないと悩んでいる人、一歩を踏み出せないでいる人は多いはず。
本記事では、これからゲーム実況を始める方に向けて、必要な機材、配信手順、再生回数を伸ばすコツなど、ゲーム実況の基礎情報を解説します。初心者が陥りがちなミスや注意点についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
自分に合うゲーム実況のスタイルは?
ゲーム中の様子を配信するのがゲーム実況者です。ゲーム実況者は軽快なトークやリアクションで盛り上げ、多くの視聴者を楽しませてくれます。
そんなゲーム実況動画は、大きく分けると「動画投稿」「ライブ配信」の2つのスタイルに分かれます。それぞれの特徴やメリットについて、まず確認しましょう。
動画投稿で行うゲーム実況
動画を投稿するスタイルのゲーム実況にはさまざまなメリットがありますが、特にポイントとなるのは、録画した動画を編集できるという点です。
不要なシーンをカットできるので、配信したい部分のみで動画を構成できますし、効果音やテロップを入れたり、解説を加えたりなど個性を演出しやすいのも魅力。動画の質にこだわりたい人にもぴったりです。
プラットフォームによっては、広告収入を得られるのもメリットといえます。
動画投稿型のデメリットは、編集スキルが必要になる点。人気のゲーム配信者になりたいなら、編集スキルを磨いて、よりおもしろい動画に仕上げなければなりません。また、編集スキルが少ないと、編集時間も長くかかってしまいます。
ライブ配信で行うゲーム実況
ライブ配信型のゲーム実況は、編集しないというのが大きなポイントとなるでしょう。編集を学ぶ必要がないので、初心者でも始めやすいと思います。
また、ライブ配信中に、視聴者とタイムリーにコミュニケーションできるのも特徴です。配信中に視聴者からリアクションがあると、楽しんでもらえている実感を得やすいですし、ゲーム実況をするモチベーションアップにつながるでしょう。
支持されるほど、視聴者から多くの投げ銭をもらえます。
一方、ライブ配信型の場合、生放送なので行動や発言にはくれぐれも注意しなければなりません。不適切な発言をしても、「後からカット」は不可能。視聴者にリアルタイムでそのまま届いてしまうので、さまざまな配慮が必要です。
ゲーム実況を始める前に、まずは機材を揃えよう!
動画投稿型にするかライブ配信型にするか、自分のスタイルを決めたら早速、機材探しです。
機材は、どのゲームを使うか、動画での見え方をどうするかなどを具体的に想像しながら選びましょう。
ゲーミングPC
PCでゲームをするときは、ゲーミングPCは必須アイテムです。
また、ゲーミングPCは編集する際も大活躍。ゲーム実況の編集はスマートフォンのアプリでもできますが、操作性も自由度もPCとは段違い。特に人気のあるゲーム実況者になりたいのなら、ゲームに適したPCを用意するのがおすすめです。
マイク、イヤホン(ヘッドセット)
ゲーム実況者がたくさんいる中、自分ならではのポジションを確立したいなら、マイクを使い自分の声を売りにするのも手です。
マイクを使う場合、ゲームの音声をスピーカーから流すとハウリングを起こす可能性があるので、同時にイヤホンも必要になります。マイク付きのヘッドセットもあるので、自分に合ったアイテムを選びましょう。
ゲーム機
SwitchやPS4など、PC以外のゲームを実況する際は、ゲーム機の準備も必要になります。スマホアプリのゲームを実況する際は、スマホを用意します。
キャプチャーボード
キャプチャーボードは、ゲーム機およびスマホの画面や音声をPCに取り込むためのツールです。動画投稿にせよライブ配信にせよ、ゲーム機やスマホの画面そのままではなく、PCに映したものを動画にしたほうが臨場感を演出しやすいですよ。
HDMIケーブル
キャプチャーボードとPCをつなぐのが、HDMIケーブルです。初心者だと意外と忘れがちですが、キャプチャーボードを購入してもHDMIケーブルがなければ機能しません。しっかり準備してくださいね。
カメラ
ゲーム実況中に顔出しするなら、PCに繋いで使うカメラも必要です。とはいえゲーム実況では、顔出しの画質はそこまで高くなくても問題ありません。基本的にはWebカメラで十分でしょう。
動画投稿型にオススメの動画編集ソフト
動画投稿型の場合、動画編集ソフトも必要になります。無料のものから有料のものまでさまざまなソフトがありますが、初心者なら「DaVinci Resolve」がベスト。無料のソフトの中では比較的使いやすいと人気です。
「DaVinci Resolve」で動画編集に慣れ、もう少しクオリティを上げたくなったら、「PowerDirector」を導入しましょう。比較的安価ながら機能が充実しているので、ステップアップしたいときにぴったりです。
〜手順〜機材が揃ったら…配信の準備!
機材が揃ったら、ゲーミングPCやマイク・イヤホン、ゲーム機など、周辺機器のセッティングを進めましょう。機材をつなぐだけでなく、ゲーム画面を録画するソフトをインストールしたり音量を調整したりもあわせて行います。
セッティングが終わったら、ついにゲーム実況スタート!と意気込みたくなりますが、機材やソフトの使い方に慣れるまでは、録画および配信のテストをするのが重要。
特にライブ配信ですとそのままの状態で流れてしまうので、しっかり確認してから本番に臨むようにしてください。
最初にテストする際は、録画や配信に問題ないかはもちろん、操作性の良し悪しも確認します。機材の配置によっては、最初の10分は良くても、30分、1時間とプレイするうち身体に疲れや痛みが出てくることも少なくありません。
ココに注意!ゲーム実況の配信者が気をつけるべき点
続いて、ゲーム実況の初心者がやりがちなミスや注意点について紹介します。
言葉に詰まってしまう
たとえ慣れているゲームだとしても、いざ動画撮影を始めると、緊張ゆえになにを話せばいいかわからなくなってしまうのはよくあることです。
最初のうちは、話すことを箇条書きにしたり簡単な台本を作ったりするといいでしょう。咄嗟に言葉にならないときも、パッと文字を見るだけで自然と話せるようになります。「これを見れば大丈夫」というものがひとつある安心感も大きく、ゲームにより専念しやすく動画のクオリティアップにもつながります。
著作権の侵害
ゲームタイトルによっては、ゲーム実況を禁止しているものがあるので注意してください。ゲームの著作権は、販売元の会社にあります。許可なく投稿した動画が削除されるのはよくあるケースですし、ときには刑事告訴される可能性もあります。
収録前に必ず販売元のホームページを確認し、プレイ動画の公開が許可されているかどうかをチェックしましょう。
視聴者とのコミュニケーションがおろそかになる
ライブ配信の場合、視聴者とのタイムリーなコミュニケーションが醍醐味です。ゲームが白熱している場合は特に、視聴者とコミュニケーションを取るのが難しくなりますが、対話を忘れてはいけません。
騒音トラブル
イヤホンやヘッドフォンを装着していると、自分の声のボリュームが思っている以上に大きくなるのはよくあること。それゆえ騒音トラブルにつながる場合があるので、注意してください。
近隣からクレームが出ると、マンションから注意が入ります。親やパートナーと同居しているときは、ゲーム実況の録画中に突然部屋に入って来てしまうかもしれません。
配信に慣れてきたら再生回数を伸ばしてみよう!
配信に慣れてくると、再生回数を増やしたいとの気持ちが高まるでしょう。次の3つを試みると、再生回数アップを期待できます。
ゴールデンタイムに配信する
動画投稿のゴールデンタイムは、ズバリ夜7時〜11時頃。会社や学校から帰宅し、ご飯を食べながら・お風呂に入りながら・寝る前にゆっくりなど、動画を見る人が多い時間帯なんです。
動画を投稿するとサイトの新着欄に表示されるので、ゴールデンタイムに投稿するとより多くの人に見られやすくなります。
視聴者にとって役に立つ動画を投稿する
最初のうちはチャンネル登録者数が少ないこともあり、動画のタイトルとサムネイルが再生回数に大きく影響します。おもしろ動画を意識するのもいいですが、初心者におすすめなのは、視聴者の役に立つ動画を投稿すること。
ゲームの操作方法の解説を目的に動画制作したり、強敵の攻略法を紹介したりというのもいいでしょう。悩みを抱えている視聴者向けの動画は、再生回数が伸びやすい傾向にあります。
コメント欄をチェックする
コメント欄を見ていると、視聴者の求めているものが少しずつわかってきます。「ここが知りたい」「ここがもっと見たい」という声を拾い動画制作に反映すると、より視聴者の興味を引く動画をアップできるようになるはず。
ときには、ゲーム実況動画の新たな切り口が見つかることもあるでしょう。付いたコメントはゲーム実況者として成長するためのタネだと思い、全てチェックしてください。
まとめ
人気のゲーム実況者も、最初は自分で機材を揃えたりセッティングしたりして、視聴者の少ないところからスタートし、徐々に有名になっていったのです。最初から全て完璧にすることよりも、ゲーム実況者になるための第一歩を踏み出すことのほうがはるかに大事だと思います。
本記事では、ゲーム実況を始める上での注意点も紹介しましたが、中でも騒音トラブルを回避するのはハードルが高く感じる人もいるかもしれません。
ゲーム実況者として本格的に活動するなら、ゲーマー向けに作られたゲーミングマンションに住むという方法もあります。思いっきりゲームをしても問題ないほどに音漏れ対策が徹底されていますし、通信環境や住み心地にも配慮されています。
ゲームという自分の好きなフィールドを仕事にすると、今以上に充実した毎日を過ごせるはずです。